弱者の戦術、個人が勝ること

ある事柄について、汎用的な一般的な、あるいは百科事典的な内容は、企業や会社が運用するサイト、またはウィキペディアなどに、個人の力が及ぶことは少ないかもしれません。物量戦や組織力でやられたら、個人が太刀打ちできる領域ではないように思います。少なくとも、私には無理だと思いました。
企業や会社、ウィキペディアが出せないのは、「個人の色」「人間性」「人格」です。逆に言えば、個人が運用するサイトが明らかに勝てる部分は、これしかないように思えます。
数百店舗を擁するアウトレットモールに、個人商店が勝つには、まったく違う考え方をしたほうがいいでしょう。
ネットでもWEBの販売サイトでも、両極化しているといいます。巨大なロングテールのサイトと、専門性の高い店主の顔が見えるようなサイト。中途半端なサイトはなかなか苦戦していると聞きます。
実名を公開しないのは、「個人の色」「人間性」「人格」という武器を使わずにいることになろうかと思います。
サイトの質を上げるには、「人間性」と「人格」の向上が必要です・・・とは思いますが、これはもう道徳論や倫理の話になってしまい、際限なく話が広がりますので、ここは置いておきます。各自で、インドの山の中で修業をするか、滝でも浴びてきて下さい。
当たり前ですが、これはすぐに効果のある方法はありません。気長に、人生のテーマとして、各自でやるしかない部分です。

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